1:ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/08/17(木) 01:44:06.01 ID:CAP_USER.net

第157回芥川賞は、この春に文學界新人賞を受賞した沼田真佑「影裏」に決定した。毎回、芥川賞選考会後には、受賞作をより積極的に推した選考委員が会見を開いて選考経過を述べるのが慣例になっているが、

今回会見した高樹のぶ子委員が「大変な対立、ほとんどケンカ状態で。かなり長く選考委員をやっていますが、本当に疲れ切って……」(FNNニュース)と発言していたこともあり、どのような議論が巻き起こったのか、「文藝春秋」誌に掲載される芥川賞選評を待ち構えていた。

結果、一人の選考委員の、議論以前の選評を読んでうなだれることになった。宮本輝選考委員による、候補作の一つ、温又柔「真ん中の子どもたち」に対する選評である。

台湾・台北に生まれ、3歳の頃から日本で過ごし、台湾語混じりの中国語を話す親のもとで育った著者が記した、言語の越境を問う小説。宮本は選評にこのように書いた。

**************

「これは当事者たちには深刻なアイデンティティと向き合うテーマかもしれないが、日本人の読み手にとっては対岸の火事であって、同調しにくい。なるほど、そういう問題も起こるのであろうという程度で、他人事を延々と読まされて退屈だった」

(宮本輝・芥川賞選評『文藝春秋』2017年9月号)

まぁ、日本人には関係のない話だよね、「対岸=外国人」にはそれなりに大変なことなのかもしれないけどさ、という愚鈍な評を読んだ温又柔は、ツイッターで「第157回芥川賞某選考委員の『日本人の読み手にとっては対岸の火事』『当時者にとっては深刻だろうが退屈だった』にはさすがに怒りが湧いた。

こんなの、日本も日本語も、自分=日本人たちだけのものと信じて疑わないからこその反応だよね」と憤りを表明している。

小説は、台湾人の母と日本人の父の間に生まれ、東京で育った琴子が上海への語学留学に旅立ち、留学先の語学学校で、台湾と日本のハーフである「嘉玲」や、日本で生まれ育った中国人「舜哉」と出会い、対話を重ねていく。国籍、出身地、言語、どこに自らのアイデンティティがあるのかを見つめ続ける。

宮本の評は、温又柔の小説での試みを根こそぎ否定したつもりなのだろうが、これは小説の否定ではなく人種の否定である。「文藝春秋」誌には受賞作しか掲載されないので、この差別的な選評だけで作品が把握されることはこの上なく酷である。

だが、さすがに他の選考委員は、温又柔の小説に肯定的であっても否定的であっても、「対岸の火事」といった、だらしない評を下してはいない。

「多くの日本語話者の抱く、母語としての日本語の『不動性』にゆさぶりをかけてくる」(奥泉光)、「この小説のもくろみは、日本語を国籍に関係なく身体のなかに解き放ち、そこに東アジアの歴史を重ねることにある」(堀江敏幸)といった選評に宮本の選評が混ざり込むと、むしろこの小説の試みが切実なものであったことが証明されるかのようですらある。

「お母さんが日本人ではないのなら、日本人と名のるべきではない。お父さんが日本人でも、お母さんがそうでなければきみは日本人とは言えない……。(じゃあ、わたしは何なのだろう?)」(「真ん中の子どもたち」より)

こういった一節をいくらでも含む小説に対し、「日本人の読み手にとっては対岸の火事」と乱雑に述べる選考委員。正直、ちゃんと通読すらしていないのではないかと疑いたくなるほどだが、通読してこの差別的選評が投じられているならば、選考委員にふさわしくない読解力である。作品の良し悪しを判定する以前の問題だ。

「日本語はだれのものなのか? 日本人とは、だれのことなのか?」

(温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』)

温又柔は自身のエッセイ集『台湾生まれ 日本語育ち』で、この問いかけを繰り返している。日本語の所在、日本人の輪郭を、自身のとまどいから探し当ててきた。前出の小説について選考委員の島田雅彦は「既に自己の特異性を痛快にエッセイに書いた後、それをノベライズしても二番煎じを越えない」と手厳しく書いている。

http://wezz-y.com/archives/49788

(>>2以降に続く)



2:ねこ名無し ★@\(^o^)/:2017/08/17(木) 01:44:20.32 ID:CAP_USER.net

>>1の続き)

自己の置かれた立場を「特異性」と確定することができないからこそ小説として記したように思えるが、確かに、このエッセイ集で書かれているエッセンスは多分に小説の中に持ち込まれている。

彼女は「台湾人でありながら日本人でいたい」(『台湾生まれ 日本語育ち』)と記す。揺らぎを確保するために書く。だからこそ「対岸の火事」とするのは侮蔑でしかない。

温又柔は高校時代、ザ・イエロー・モンキーの「JAM」の歌詞に共感したという。外国で飛行機が落ちた時に、ニュースキャスターが嬉しそうに「乗客に日本人はいませんでした」と連呼する様子に、「僕は何を思えばいいんだろう」との葛藤を吐露する歌詞が出てくる。

彼女と世代が近いこともあり、自分にとってもこの曲は、この国のメディアや文化が持つ閉鎖性を知らせてくれた曲として強い印象を残している。彼女はこの曲を聴きながら「台湾のパスポートを持つ自分が、その事故で死んでも、日本人には数えられないことに気付いた」(サンデー毎日 2016年4月24日号)という。

慎重に育んできた自身のアイデンティティを、芥川賞選評という、小説家にとっては大きな意味を持つ場で、あれだけ軽んじられたのだから、憤慨するのは当然のこと。あまりに基本的なことすぎて、ありきたりな説教のようになってしまうけれど、言語や国籍をめぐる「深刻なアイデンティティ」に目を向けずに、一体何が文学だろうか。

この小説を「対岸の火事」「他人事」で片すならば、「新進作家による純文学の中・短編作品のなかから、最も優秀な作品に贈られる賞」(日本文学振興会HPより)の選考委員にはふさわしくないと思う。その姿勢は、新進、を塞いでいる。

武田砂鉄
ライター。1982年生まれ。東京都出身。大学卒業後、出版社勤務を経て、2014年秋よりフリー。著書に『紋切型社会──言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、2015年、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『芸能人寛容論──テレビの中のわだかまり』がある。2016年、第9回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。
「文學界」「Quick Japan」「SPA!」「VERY」「SPUR」「暮しの手帖」などで連載を持ち、インタヴュー・書籍構成なども手がける。

(おわり)



3::2017/08/17(木) 01:45:52.64 ID:nKi6JTUE.net

ああ、イエモン…


4::2017/08/17(木) 01:47:55.77 ID:65zIP6kS.net

いいですか?人という字は


8:挑む!競馬王絶倫将軍2017(ぱよぱよちーん) :2017/08/17(木) 01:50:22.84 ID:P+AHmfZO.net

>>4
それ武田鉄矢。



9::2017/08/17(木) 01:52:35.71 ID:6jtk16GD.net

心底めんどくせえ


6::2017/08/17(木) 01:48:45.42 ID:e6ApOUeL.net

>「台湾人でありながら日本人でいたい」

といいながら対岸の火事だと感じる日本人の主観を否定するなら
日本人でいたいのではなく、日本人と同じ恩恵を日本から享受したいだけの外国人でしかなくない?



13:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 01:56:37.37 ID:y5NUMcsX.net

>>6
急に問題視し始めたのは蓮舫の件があったからだよなぁ



23::2017/08/17(木) 02:12:36.79 ID:qkCCKRaX.net

>>6
ほんとそれ
>「台湾人でありながら日本人でいたい」
ふざけるな死ねよ
いたいでいられるほど甘くないんだよドアホ
尖閣諸島は日本領土だ台湾はしゃしゃり出て領土を奪う主張するなと台湾に言えるのかお前?
言えないなら日本人ではない
勝手に他国人でいたいとほざく馬鹿を認めるほど世界は馬鹿ではないと学べ



14::2017/08/17(木) 01:58:27.69 ID:6jtk16GD.net

俺の痛みを特別視しないおまえは悪!
…みたいな



15::2017/08/17(木) 02:04:26.75 ID:e6ApOUeL.net

この手の恨み事言う奴ばっかりだから、
日本に子連れで外人住まわせるの止めた方がいいんじゃね?
なんだか日本で暮らして祖国に帰るのはすごく辛いみたいだから
可哀想な子は作らない方がいい



18::2017/08/17(木) 02:10:32.54 ID:mei1kaEh.net

>外国で飛行機が落ちた時に、ニュースキャスターが嬉しそうに
>「乗客に日本人はいませんでした」と連呼する様子に、
>「僕は何を思えばいいんだろう」との葛藤を吐露する歌詞が出てくる

まず人間は社会的生物であることを意識してください。この社会性は
個人→家族→地域→国といった単位で入れ子のようになっていることを理解してください。

何らかの事故の知らせがあったとき、まず第一に自分の身内ではないかと心配し、
そうじゃなければホッと一安心します。この感情を軽視することは、下手をすると
人間性を否定することにつながります。
次に地域、国といったレベルで気に掛けるレベルを下げていくことになるでしょう。
最後の段階では、事故にあった日本人がいないことを聞いて安心することになるでしょう。
ただしそれを「嬉しそうに」伝えることは控えた方がいいです。
この方のように、その映像を見ている人の中に日本人じゃない人が含まれる可能性があるからです。
それが正しい「おもてなし」という事になります。

ついでに言うと、「日本人」とは定義上
「日本に住みながら、自分が日本人であるという事を意識したことがない人」のことです



20::2017/08/17(木) 02:10:50.25 ID:l44dps92.net

結局、作者が自分の出自に関する恨みを小説にして吐き出して日本人に頭を下げさせたいというだけの
作品だろ。言いたいことがあるのならエッセイや自叙伝、ドキュメンタリーを書けばいいのに
わざわざ小説にしてあたかもそれが現実にあったかのように読者に錯覚させる意図がプンプン臭ってくるね。



25::2017/08/17(木) 02:17:39.16 ID:JL+QRWj3.net

日本人は台湾人ではないからな
台湾人は自分のルーツと関係ない外国人にシンパシー感じなきゃいけない文化なわけ?



26::2017/08/17(木) 02:18:24.96 ID:7dvcbp0/.net

>「日本語はだれのものなのか? 日本人とは、だれのことなのか?」


めんどくせえな
日本語は日本人のもんだし、日本人は日本人だよ

てなるんだよ。普通は
日本語を外人が話しててもそれは外人が日本語を話してるだけで
「はたして日本語は日本人のものなのか」なんて疑問を俺らは持たない
それを問いかけてくる時点で「異質」だし
「外人」がいらん波風立てようとすんなってなる



27:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 02:19:33.75 ID:G3WZHqFQ.net

私は在日外国人なんだから、優先的に評価されなきゃいけない
みたいなのは

これは、もう文学性と政治性をごっちゃにしてると思うけどなぁ(物書きなのか、プロ市民なのか
面白いかどうか?、読者の脳みそにダイレクトに訴える部分があるかどうか?
文学性ってそういう事なんじゃねーかと、素人感想文を書いてみるテスト



30:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 02:22:04.60 ID:Gcc94J0K.net

殊更ピックアップして曝け出す事なのか?
また、それを賞として賛美する行為も変な気がする
蓮舫のように、政治家でありながら、嘘で塗られた二重国籍は問題視しなければならない
一個人が何処のハーフであろうと、「あっしには関係の無い事でござんす」だな



31::2017/08/17(木) 02:23:57.93 ID:qkCCKRaX.net

日本人の慎重に育んできたアイデンティティーは無視してる分際で何自分だけ特別扱いを要求してんだよボケ
お前だけが慎重にアイデンティティーを育んできたとでも?死ねよ恥知らずが
ありきたりなんだよお前の糞みたいなアイデンティティー(笑)の悩みなんざ吐いて捨てるほどある平凡なものなんだよバーカw



39::2017/08/17(木) 02:33:43.84 ID:y9sJc1/1.net

>日本人の読み手にとっては対岸の火事であって、同調しにくい。

まったくもって事実じゃねえか。
その事実を超えてシンパシーを抱かせるような文章力や話の切実性に欠けていた、というだけだろ。
差別だと騒げばなんでも特別扱いされるような状況こそ異常。芥川賞に良心が残っていて安心したわ。



41::2017/08/17(木) 02:35:26.32 ID:qkCCKRaX.net

深刻なアイデンティティーの問題や題材は他の数多の人も他の候補者もみんな持ってますしみんな書いてます
お前だけじゃない
アイデンティティーは国籍だけに適用される言葉ではない
雑種でなければアイデンティティーに悩まないとか自分は特別だとか本気で思ってんのかこの馬鹿はw



43:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 02:37:56.06 ID:3HU3Jv1Q.net

マジョリティが差別をすることは良く無いが、マイノリティが殊更そのことだけを出張することにも反吐が出る
自身のアイデンティティにとって本当に国籍や出自が関係することなのか、考え直せ所詮は他人目線の尺度



44::2017/08/17(木) 02:38:02.23 ID:7dvcbp0/.net

>前出の小説について選考委員の島田雅彦は「既に自己の特異性を痛快にエッセイに書いた後、
>それをノベライズしても二番煎じを越えない」と手厳しく書いている。

自分の特異性を切り売りしてるだけじゃ面白くないよって感じでめっちゃ醒めた評価だし
賞レースに負けるべくして負けたっぽいけどな



52::2017/08/17(木) 02:43:51.26 ID:qkCCKRaX.net

芥川賞は純文学の賞だぞ
それをエッセイなんかに書いたネタを焼き直しで小説ですとほざいて相手にされるわけないだろ恥を知らないのか?
こんなもん文学ですらないわ



57:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 02:46:46.28 ID:tTBEd192.net

>言語や国籍をめぐる「深刻なアイデンティティ」に目を向けずに、一体何が文学だろうか。

「これは当事者たちには深刻なアイデンティティと向き合うテーマかもしれないが」
ってちゃんと目を向けて言ってるやん
その上で読み手側の意見としてつまらんって事やろ



60:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 02:52:49.13 ID:S4rgP+8B.net

芥川賞も流行語大賞みたいにパヨクっていくのか・・・


61:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 02:56:21.84 ID:3HU3Jv1Q.net

アイデンティティを何故売り物にするのかが理解不能、自己完結していれば他人の評価とか気にする必要は無い


66:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 03:10:25.60 ID:RvsdpOmr.net

単に面白くなかったよっていうのをオブラートに包んで表現してくれただけなのに…


68::2017/08/17(木) 03:25:32.86 ID:e6ApOUeL.net

子供のアイデンティティが揺らぐ責任の所在は
日本じゃなくて異国で子供を育てる選択をした両親にあると思うんだけど・・・



72::2017/08/17(木) 04:00:22.79 ID:n8gKt+pP.net

宮本先生の評が一番素直な評なんじゃないのか?
「差別」とか関係なく、純粋に「小説」としてつまらないという事じゃん。
ハーフの人間の葛藤=自分の体験だけがネタなんて小説家として三流だろう
小説家なら、人間の証明くらい脚色してみせろ。



73:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 04:03:20.67 ID:n8gKt+pP.net

作り手が自分の作り出した物を否定した人を否定するのは本人が三流である証拠だな
一流は何を言われても黙って受け入れて、新たな作品を作り相手を黙らすんだよ。



80:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 04:42:34.16 ID:shZlXeUL.net

差別に敏感な自分カッコイイと自己陶酔していたのに、理屈は分かるが
退屈と言われて全否定されたら、切れるのもしょうがないだろう



81:(´・ω・`)(`ハ´  )さん@\(^o^)/:2017/08/17(木) 04:46:50.35 ID:0Ez5tGS+.net

正直言ってオレも同じような感想になるような気がする
国籍と出身地、居住地、言語全てが合致している者からすれば
同調も共感もしようが無いわ



85::2017/08/17(木) 05:06:35.73 ID:Rw5DGGt1.net

それこそ芥川賞の純文学としての芸術性がもひとつなんじゃないのか
アイデンティティは自己の尊厳として大切なのは分かるが
読者に共感させる仕掛けが弱くて
登場人物の心情の吐露を聞かされるばかりとか
つまらんという評はそのあたりじゃないの?
まぁ読んでないから分からんが



92::2017/08/17(木) 05:45:26.67 ID:Xqhokwmd.net

対岸の火事ってその通りだな
負のオーラでこっちに面倒かけないで欲しいわ



93::2017/08/17(木) 05:46:28.23 ID:7p/Aa19M.net

>まぁ、日本人には関係のない話だよね、「対岸=外国人」にはそれなりに大変なことなのかもしれないけどさ、という愚鈍な評を読んだ温又柔は、ツイッターで「第157回芥川賞某選考委員の『日本人の読み手にとっては対岸の火事』『当時者にとっては深刻だろうが退屈だった』にはさすがに怒りが湧いた。

いつから芥川賞がドキュメンタリーの賞になったんだ?
読者を作品に引き込む力がないって、言ってんだろ。

異世界転生ものなんて、対岸の火事どころじゃないんだぞw



97::2017/08/17(木) 05:50:04.55 ID:hKCgUajg.net

自由な感想や評価を規制しようとしてるのこいつ?
思想警察かな?





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